青祓のネタ庫
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いつも拍手ありがとうございます。
こんなところでも来て下さるお客様がいらっしゃってありがたいことです。
コメントもありがとうございます。本当に宝です涙
みなさんがいるから頑張れまっす。
さて、夏にインテに出ようと思ってはいるのですが、
なにぶんここも過疎サイトなので需要がどこまであるかが
本気でまったくわかりません。
以前ご迷惑をおかけしたこともあるので今回はなんとかできたらいいなぁ。
というわけで、アンケートにご協力いただければ幸いです。
|_|´・ω・`) そ~~・・・
サンプルは以下の通り。
CPはこのサイトにおいてあるような雪燐で燐受けで燐中心本。
よくばるな!って話ですね。すみません。
無料配布かつサイトにおいてある
夜とホテル
夜と雪山
「夜と雪山」・「夜とホテル」を踏まえた内容となっていますが、
読んでなくても話は通じます。
深山鶯亭事件とも絡めてますので、なんでもありだぜハハハ!
念のため言っておくとシリアスです。
一応作成途中なので、若干変わる可能性はあります。
段落等はWEB仕様となっております。実際は詰めてます。
サンプル1
サンプル2
7/23締切!
アンケートご協力ありがとうございました!!
参考にさせて頂きます!
どうぞよろしくお願いいたします。
しばらくこの記事は上にきますので、ご注意ください。
「雪男」
僕を呼ぶ声が聞こえる。
何度か目を開けてみるが、目の前は青い炎で
いっぱいで、その声の主はどこにいるのかわからない。
声の位置からして、きっと炎の向こう側にいるのだろうと予測を立てる。
懐かしい声だ。たった一人の家族の声だ。
「・・・兄さん」
呼びかけるが、炎の燃える音がすごいから聞こえたかはわからない。
それでも、僕は何度も呼んだ。
兄さん、兄さん。行かないでくれ。
そっちに行ったら帰ってこられなくなるよ。
地面に倒れたまま、動けない僕はしゃべることでしか兄を引き留めることができない。
ここは決戦の場だ。魔神との最後の戦いの場。
僕の数メートル先には虚無界への扉が開いている。
魔神はどうしたのだろう。先ほどまで聞こえていた魔神の声は、今は聞こえない。
兄さんの声だけだ。
もう一度喋ろうとして、腹部に鋭い痛みが走る。
魔神によって腹を切られた。腹部の傷は決して軽いとは言えないものだ。
しかし、この炎に包まれていると不思議と息がしやすい。
痛みも徐々にだが軽くなってきている気がする。
「雪男、怪我はちゃんと治るからな」
大人しくしてろよ。と兄さんは言う。
今どうなっているの。兄さん、魔神は。
兄さんは大丈夫なの。
いいたいことが山ほどあったけど、そのどれも声にならない。
暖かい炎がまた腹部を包み込む。
はぁ、と息をはいて傷口を押さえた。血は止まっていた。
なぜだろう。ただ一つ、音が聞こえる。
足音。それは僕から遠ざかっていく音。
「じゃあ、行ってくる」
あ、そうだ。冷蔵庫の中に残り物で作ったおかずがあるからちゃんと食べろよ。
兄さんは、ちょっと散歩に行ってくる。
くらいの声色だった。そこに悲壮感はまるでない。
本当に、ちょっと行って帰ってくるつもりなのかな。
そうだといいな。
兄さん、散歩にでも行くの?
僕も行っちゃだめかな。
兄さん、帰ってくるの遅くなりそうだし。
心配なんだ。ダメかな。
答えの代わりに、遠くの方で、扉が閉まる音が聞こえた。
「待ってよ」
たぶん、兄には聞こえていなかっただろう。
その証拠に、もう兄の声は聞こえてこない。
目の前がぼやけてみえる。
たぶん、眼鏡が割れたからだ。
それから1年。
兄は帰ってはこなかった。
メフィストはパソコンをインターネットに繋げて、画面を何度がクリックした。
パスワード制らしく、メフィストはメールに来ていたパスワードを見ると、
そのまま打ち込んでいた。
エンターキーを押すと、画面が黒く切り替わる。
そのサイトのトップページには、オークション。と書かれていた。
シュラはサイトをまじまじと見ると、眉間に皺を寄せて考え込んだ。
「オークションサイトか?にしてはどうも厳重にしてあるな」
「ええ、トップページだけでも見えにくくはしてありますが魔法陣やルーン文字で
並の悪魔では見れないような代物になってますね。えげつない」
「画像や動画もありますけど・・・これどう見ても違法サイトですよね?」
メフィストはスクロールバーを下に下げる。
そこにはオークションサイトだけあって数々の品が乗っていた。
「ええ、こちらのサイトは闇のオークションサイト。いわゆるブラックマーケットですね。
扱っている品は主に悪魔に関するものです。呪いの椅子や持ち主を殺す刀。
魔導書なんかもありますね。怪しげなお守りから正十字騎士団に見つかれば
即座に逮捕されるレベルのものまでゴロゴロありますよ」
「いいんですかアクセスして」
「いいんですよ、私悪魔ですもん」
メフィストが慣れた手つきでキーボードを押すと、一際豪華なページが現れた。
どうやら、このオークションサイトの一押しの商品らしい。
「おもしろいのは、ここからですよ」
メフィストが動画をクリックすると、画像が荒いながら映像が始まった。
どうやら商品の紹介動画らしい。
司会者の男は仮面を被っており興奮しながらマイクに向かって話している。
「さぁ、このオークション始まって以来の商品が現れました!
海外の悪魔崇拝者が発見したこの商品は、とんでもないものです。
以前から、本物の悪魔や悪魔憑きの人間など様々な商品を扱ってまいりましたが、
なんといっても今回は見た目の美しさが他の追随を許しません。
その上、この商品は抵抗をしません。
今まで当社で悪魔を落とされた方の中には、逆に襲われて命を落とした方もいらっしゃることでしょう。
捕まろうが、死のうが。買った方の自己責任というのが当社のスタンスでございます。
しかし、しかし!この商品は抵抗をしません!
切ろうとしても、殺そうとしても、傷は治る上に、見た目は美しいまま!
まさに持ち主がどう使おうともお釣りが出るほどの人形です!どうぞご覧あれ!」
司会者が示した先には、人影があった。
青いライトで照らされており、椅子に座っているようだ。
黒髪に、青い着物を着ている。
肌は白く、陶磁器のように血が通っていない印象を受けた。
首飾りや身につけているアクセサリーを見るとかなり値の張る品のようだ。
そして、その表情がライトに照らされた。
雪男は、思わずパソコンの画面を掴んでしまった。
ぼんやりと開けている目に光はない。
しかし、青い瞳の奥にある赤い光彩は間違えようもない。
表情はぼんやりとしており意識がないことは明白だった。
雪男は燐の胸元を見て、困惑した声を出した。
「兄・・・さん・・・」
「奥村先生もそう思いますか」
「なんだよ、これ!どうなってやがるメフィスト!」
シュラが激高した。
当然だ。自分の弟子がいかがわしいオークションに商品として出品されているなんて。
しかも、燐本人に意識はまるでない。
人形のような状態だ。意識がないのであれば、自分で逃げだすことも抵抗することもできないだろう。
オークション側の人間はそれすらも価値であるように吹聴している。
抵抗できない人間を売り払う。
人身売買がブラックマーケットでは平然と行われているのだ。
「ここは以前から騎士団がマークしていた物件でしてね。
悪魔や、悪魔堕ちした人間、ハーフの悪魔までが売りに出されていたこともある
人身売買の温床のようなサイトです。
悪魔と名のつくものは、人間の目からしたら魅力的に映るのでしょう。
その容貌も人をくらますような美しい者が多いが、扱いずらい残虐さも持っている。
実際に一般人が悪魔を購入したことで死人も出ています。
それでも人は悪魔を欲してしまう。己の欲望を満たすために」
動画の盛り上がりは最高潮に達していた。
画面には映っていないが観客席があったのだろう。
売れ、だの俺はいくらでも出す。だの下劣な言葉が飛び交っている。
オークションの司会者は、一本のナイフを取り出した。
それを上に掲げて、戸惑いなく燐に振り降ろす。
「えッ!?」
雪男の動揺など盛り上がる会場にとっては些末なことだろう。
燐の頬から赤い鮮血が滴りおちる。燐はぴくりとも動かなかった。
司会者のされるがままだ。
司会者はそんな燐の顎を掴んで上を向かせると、持っていた布で頬の血をふき取った。
そこには、一筋の傷跡すら残っていない。
しかし、その頬に血以外の液体が流れ落ちた。
透明な滴だ。その先を辿ると、虚ろなまなざしがあった。
燐は、表情一つ変えずに泣いていた。
恐らく、感情を伴ってではなく、人体の反射による作用だろう。
それでも、静かに涙を流している。その姿は、
死人のようなのに感情を伴っているように錯覚させる。
司会者は、燐の顔をカメラに向けてつぶやいた。
「どのように扱おうとも、お客様の自由でございます」
インテックス大阪 4号館 ケ-53α「CAPCOON7」
「CLOVER」
A5サイズ・92ページの小説本です。
表紙は、お友達の
「ひなげし反都」さんに作っていただきました。
ありがとうございます。
名前をあわせると、塩コンブですね。偶然です。
内容としましては、いつもの如く長編部屋においてあるような捏造話です。
CPとしては燐受けです。傾向はうちのサイトにおいてあるような感じです。
燐が中心。これジャスティス。
登場人物は、京都組から志摩家から達磨さんからア行の二人まで…
人生で初めて作った小説本が見事に男しかいないという自体です。恐ろしや。
サンプル1
サンプル2
無料配布コピー本「夜と雪山」
*5ページくらいのペラ本です。
読み切りの夜くんと奥村兄弟の話。
サンプル
通販しないの?というあり難いお言葉を頂きました。
一応、通販はしようかと考えております。
多分やるなら書店委託になりますが、OKを頂けるかどうかですね。
こればっかりはわかりません汗
無理だった場合はまた考えますね!
*5ページくらいの超ペラ本です。
燐は意を決して洞窟の中に身を潜り込ませた。
ひやりとした感覚はするが、外に比べれば数段ましだ。
幾分暖かい場所を得たことで燐はほっとした。
落ち着いたところで、携帯電話を取り出す。
「・・・圏外か」
電波は雪で遮られている。このまま、雪がやむのを待つしかないか。燐が思っていると、背後から殺気を感じた。
「誰だ!」
洞窟と同じ闇色が、燐に覆い被さった。
どさりと引き倒された燐に向けられたのは刃物だった。
それも、刀だ。鋭利な刃が首もとに向けられている。
のしかかっている人物の顔は暗いため見えにくい。
この人物がちょっとでも刀を動かせば、燐の首は切れる。
このまま死ぬわけにはいかない。燐は全身から炎を吹き出した。青い輝きが、洞窟を照らす。
「どけよ!!!」
「く・・・ッ!」
その人物は燐から飛びのき、二人の間に距離ができる。
燐は青い炎を纏ったまま、その人物を観察した。
黒い祓魔師のコートに、刀。黒髪。瞳は赤く染まっていた。
「祓魔師・・・?」
燐が話しかけようとすると、その人物は刀を納めて、その場に座った。どうも、体勢からいうと跪いているようだ。
「若君様とは知らず、無礼をしました。お許しを」
「は?」
若君?誰?俺のこと?祓魔師がなんで俺のことを?
ぽかんとする魔神の落胤と跪く祓魔師。
意味がわからない状況に、燐は青い炎を納めた。
洞窟の中が、再び暗闇に包まれる