青祓のネタ庫
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夏コミお疲れ様でした!
正式なご挨拶はまた、出張から帰ってきてからさせて頂きたいと思います。
忙しなくて大変申し訳ありません。
両隣の方にお助け頂いたり、飛行機の保安検査場でトラブったり色々ありました。
土産話満載なので是非ここにて。
長期出張のため、インテに本人はおりませんが妹とそのお友達にスペースをお任せしております。
【6号館Dゾーン や3b】になります。
当日はモブ燐プチにも参加させていただいております。
行きたかった・・・心底行きたかった・・・ううっorzさよならブルートレイン
いつものことながら表紙は、お友達の
「ひなげし反都」さんに作っていただきました。
ありがとうございます。彼女の御蔭で本の発行に至っております。感謝。
【さよならブルートレイン】
60P:A5:二段組み:小説本 雪燐
短編にあるさよならブルートレインを本にしてみました。
【あらすじ】
記憶を無くし、魔神の落胤として生きる燐と祓魔師として生きる雪男は
お互いの相容れぬ立場からすれ違っていく。
燐を物質界に引き留めようとする雪男だが、町には燐を取り戻そうと虚無界から悪魔が迫っていた。
こんな内容です。過去のUP分も参考にしていただければと思います。
さよならブルートレイン:サンプルRETURN
【RETURN】
180P:A5:二段組み:小説本 雪燐
ご協力いただきましたアンケートの中で、上位2つを収録致しました。
『CLOVER』と『メモリアルダイバー』を収録しております。
また、再録にあたり14P(CLOVER:7P メモリアルダイバー:4P 書き下ろしP3)加筆しております。
CLOVER:サンプル
メモリアルダイバー:サンプル
他に持っていくものは【伽藍DOLL】残部少になります。
如何にして彼を殺すか。は夏コミで完売致しました。ありがとうございます!
無料配布
昨日のともだち
モブ燐プチ
勇気のないO君
モブ燐←雪のお話になります。P16のコピー本です。
当日はどうぞよろしくお願い致します。
トラブルが何事もないことを祈って出張に行ってまいります。
夏です。死んでおりますが、本は・・・出ますッ
スペースは
【夏コミ1日目土曜日:東2ホールYブロック16b】になります。
コミケサークル参加本気で初めてなので本当に心臓が破裂しそうであります。
新刊出ます!何事もないことを祈っているチキンです。さよならブルートレイン
いつものことながら表紙は、お友達の
「ひなげし反都」さんに作っていただきました。
ありがとうございます。彼女の御蔭で本の発行に至っております。感謝。
【さよならブルートレイン】
60P:A5:二段組み:小説本 雪燐
短編にあるさよならブルートレインを本にしてみました。
【あらすじ】
記憶を無くし、魔神の落胤として生きる燐と祓魔師として生きる雪男は
お互いの相容れぬ立場からすれ違っていく。
燐を物質界に引き留めようとする雪男だが、町には燐を取り戻そうと虚無界から悪魔が迫っていた。
こんな内容です。過去のUP分も参考にしていただければと思います。
さよならブルートレイン:サンプルRETURN
【RETURN】
180P:A5:二段組み:小説本 雪燐
ご協力いただきましたアンケートの中で、上位2つを収録致しました。
『CLOVER』と『メモリアルダイバー』を収録しております。
また、再録にあたり14P(CLOVER:7P メモリアルダイバー:4P 書き下ろしP3)加筆しております。
CLOVER:サンプル
メモリアルダイバー:サンプル
他に持っていくものは【伽藍DOLL】残部少と、【如何にして彼を殺すか】残り数冊になります。
伽藍DOLLと如何にして~は残り少ないので、数が読めませんが
青祓も落ち着いておりますし、新刊がなくなることはないと思います。
ぐるっと回って、落ち着いた頃にお越し頂ければ幸いです(^^)
【追記】
明日は一人ぼっちの為、開始30分程留守にします~。すみません・・・
トイレが本気で心配です・・・orz
昨日のともだち
コピ本作ってみました!盛大なSQネタバレにご注意ください!!
あと、お問い合わせありました通販につきましては、インテ終了後の部数を見て書店さんに
お願いする予定です。部数も落ち着いてますし、ご安心を(^^)
ユカさん、会えるの楽しみにしてます。
「今日さ、弁当作ってきたんだ。食う?」
「食べる」
燐が持ってきた弁当を開ける。中には色とりどりの具が詰まっていた。
ご飯も日の丸弁当じゃなくて、ちゃんとおにぎりにしてのりを巻いて、あまつさえ中身も入っていた。
手の込んだお弁当である。売り物にも引けをとらないだろう。僕は感動して、お弁当をがつがつと食べた。
彩りもさることながら味もすばらしい。僕は素直に口にした。
「おいしい」
「そりゃよかった」
燐は水筒を傾けて、コップに味噌汁を注いでいた。味噌のいい匂いが社の中に充満する。
食欲をそそる。僕は味噌汁を受け取って、一口飲んだ。
おいしい。家庭の味、というのだろうか。とても胸が暖まる味がした。
「燐って料理上手なんだね。驚いたよ」
「よく言われる。でもお前俺が作ったもんよく最初からガツガツ食べるな。
他のやつだったら、まずいんじゃないかって最初結構疑われるんだけど」
燐は照れくさそうにそう言った。僕は内心ちょっと動揺したけれど、それを表に出さずに答えた。
「下手だったら、料理作って渡したりしなくない?」
男が男に手料理って結構勇気がいると思うよ。と僕は言った。
世間一般ではそうだろう。燐は世間一般とは違う育ち方をしているようなので、通用しないだろうけれど。
「そういう見方があるのか」
燐はOって頭いいな。と言った。うん、燐よりはいいよ。と返しておいた。
燐はテストの点数が学年で一番下らしい。対して弟は学年で一番。双子にしても、差が有りすぎだと思う。
「燐は勉強嫌いなの?」
「わからんから嫌い」
「じゃあ、わかったら好きになるんじゃない」
僕が教えてあげようか。と言った。燐と出会った当初は、彼に深入りするつもりはなかったのだが。
会って話をするうちに、もっともっとと思ってしまった。
燐は難しそうな顔をして、鞄の中から教科書とノートを取りだした。
学校の宿題のようだった。ノートを見せてもらったが、新品同様だった。
つまり、授業もほとんど聞いてないわけか。
「わからないところがないくらい、わからないんだね」
「すげー、よくわかったな!」
燐は笑っているが、それは笑い事ではない。中学生にもなってかけ算もできないのはダメだろう。
まずは、基礎から入らないとダメだな。僕はそう考えて、眉間の皺をほぐすように指を当てた。燐が笑った。
「そういう仕草もそっくりだ」
燐は僕と燐の弟に共通点を見つけては楽しそうに笑っている。
よほど弟のことが好きなのだろう。普通中学生くらいになったら家族への嫌悪感で
喧嘩とかしてしまうものだけれど。そういうことはないのだろうか。
「燐は、弟さんのこと大好きなんだね」
「え、いやいや大好きとかそんなんじゃねーよ!」
ただ。と言葉を濁した。燐は小声になりながら、自分の家の事情を僕に教えてくれた。
燐と弟さんは、修道院にいるらしい。
そして、血のつながらない養父に育てられているということを教えてもらった。
お前の命は、あいつに生かされた命なんやで。
子供のころから何度も聞いてきた言葉が頭に響く。
志摩はその言葉を聞くと何も言うことができなくなった。
会ったこともない、知らない兄の話を聞いて、自分にどうして欲しいというのだろう。
立派になれ?ちゃんとしろ?そんな言葉聞き飽きた。
言ってやりたかった。俺じゃなくて兄貴が生きとったらよかったんやないの。
俺にはそんな責任とか重すぎる。俺はもっと楽に生きたい。もっと楽しいことをして生きていきたい。
それの何があかんのや。苦しいことから逃げて、何が悪いんや。
ずっとずっと。そう言ってやりたかった。
「だから、俺は楽な方に行こうと思ってん」
志摩は抱えていた出雲を、イルミナティ側の人間に引き渡した。
燐はやめろと叫ぶが、出雲はそのまま連れていかれてしまう。抵抗しようとする燐を、志摩の黒い炎が突き刺した。
身体を刺し貫かれてしまえば、身動きは取れない。自分も炎を宿しているが、この炎は質が違う感じがする。
黒くて、どろどろしてて。まるで。燐は倒れたまま、志摩を睨み付ける。
「流石奥村君、感じる?俺の炎のこと」
志摩を現しているかのような、黒い炎。魂を、心を焼き尽くすような痛みに耐えながら燐は叫ぶ。
「なんでだよ」
なんでお前がスパイなんだ。燐は信じたくなかった。
出雲が連れていかれそうになっている。その光景を目にした時、燐は真っ先に刀を抜いて、
出雲を連れ去ろうとしたイルミナティの男に襲いかかった。しかしその刃を止めたのは、志摩だった。
「志摩!?なんでだッ」
動揺している燐に黒い炎が襲いかかる。燐は青い炎で防御した。
黒い炎は青い炎に遮られては近づくことができないらしかった。炎と炎のぶつかり合い。志摩は言った。
「この炎を燃やされるとな。俺、死んでまうねん」
聞いて、燐の炎の勢いが収まった。刀を持つ手が震える。その隙に、志摩は黒い炎で燐の体を絡め取った。
自身の危機に反応したのか。青い炎は燐の意志に反して黒い炎を焼き尽くそうとする。
止めたのは、燐だった。
「ダメだ!」
志摩を殺してしまう。そう思い、倶梨伽羅を鞘に納める。焔は一瞬にして消えていった。
志摩はにやりと笑って夜魔徳を使って燐を拘束する。
手と足。体を上から押さえつけられ、燐は地面に縫い付けられた。志摩は燐に話しかける。
「ごめんなぁ。出雲ちゃんは頂いてくわ」
「・・・てめぇ、本当に」
燐の言葉に志摩は笑って頷く。
「そうやで、俺はスパイ。敵側の人間や」
奥村君達上手に騙されてくれて助かったわ。そう志摩は告げる。
燐は納得ができなかった。勝呂達とあんなにも仲が良くて。
不浄王の時には一緒に戦った仲間なのに。そうだ、京都の。明蛇宗の人たちともあんなに楽しそうに。
家族がいて。友達がいて。そんな世界を捨てて、暗い世界を選ぶ志摩を燐は理解ができない。
「お前、家族や。勝呂達のことも裏切ってたのかよ」
家族。その言葉に志摩の笑顔が消えた。
「家族?そんなもんクソくらえや」
*WEB用に改行しておりますが実際には詰めてます。
【メモリアルダイバー】
雪男はそっと視線を探らせる。
いつも、しえみが座っている席の横。
そこに見たこともないものが座っていた。
青みがかった黒髪に、成長期だろう未成熟の体、服は正十字学園の制服を着ている。極めつけはその瞳だ。
青い瞳に、赤い光彩。独特の色合いの組み合わせは、他に見たことがなかった。目が、僕と似ている。
雪男が感じた印象はそんなものだった。
体は志摩が言っていた通り、透けていた。やはり幽霊。ゴーストの類だろう。
雪男は一応聖水を持ってはいるが、この幽霊に対しては敵対行為を取りたくないと思ってしまった。
雪男の迷いを見抜いたのだろうか。最初から気づいていたのだろうか。教室の中から声がかかった。
「入れよ」
声は、ただの人間の声だ。まるで生きているかのようにも感じてしまう。
しかし、彼は死者だろう。体がそこにはないのだから。雪男は観念して、教室の中に足を踏み入れる。
「気づいていたんだね」
「まぁな、音したから」
「これでも訓練された祓魔師なんだけどね」
「それを言うと、俺は悪魔だけどな。音で人の区別くらいつくよ」
雪男は思わず自分の足下を見た。
足音は立てていないに等しかったのに、人が移動するほんのわずかな音を聞き取っていたのか。
雪男は目の前にいる幽霊に向き合う。足下に向かって伸びる、黒い尻尾がある。
人間ではない、悪魔の証拠だ。悪魔でも幽霊になることがあるのか。これは新たな発見だ。
「君、すごいね」
「そうだろ、奥村雪男先生」
「あれ、僕の名前知ってるの?」
「いつも見てたからな、ここで」
幽霊の少年は自分が座っている席を示した。
そこは教卓からほど近い場所で、居眠りをしていても一目瞭然な位置だった。
こんなに近い場所にいた、というのなら雪男が気づかないわけないのだが。雪男は首を傾げる。
しかし、幽霊とはそういうものだ。いつも見えるものから出現状況が限られる者まで限りなくいる。
少年は、どちらのタイプだろうか。今のところ塾の中でしか目撃はされてないらしい。
「不思議か?俺が見えるのが」
「今までは見えなかったからね」
「ま、ちょっと頑張ってみたからその成果かな」
「なに?誰かに用でもあったの?危害を加えることを考えていたのなら・・・」
「おい、その物騒な銃をチラつかせんなよ!そんなこと考えたこともねーから!」
「じゃあ、なんでここにいるの?何か未練でもあった?」
雪男が幽霊に問いかける。未練、それはゴーストを。幽霊をこの世に縛り付けている鎖だ。
鎖がなくなれば幽霊は消えていく。それに、ずっとここにいるとなると彼にとってもよくないだろう。
「ここは悪魔払いを専門とする祓魔塾の教室だよ。今はいいかもしれないけど、
ずっとここにいたら教員や生徒の誰かに祓われてもおかしくはない。君はそれでもいいのかい」
悪魔を無理矢理に祓うことは以前と比べて少なくなったとはいえ、ないわけではない。
雪男自身、悪魔が上げる断末魔の悲鳴が耳について眠れない日が続いたこともあった。
今では悪魔の個体数自体が減少しているため、騎士團の方針もだいぶ柔らかくなってはきている。
自分と同じ学園の生徒の幽霊。できることなら、祓わずに済ませたかった。
この幽霊の未練は、想いはなんだろうか。雪男は問いかけた。幽霊は、少し目を伏せてから口を開いた。
「俺、やり残したことがあるんだ」
幽霊は、ここに残りたい。残って、祓魔塾の授業を一緒に受けたい。と言い出した。困ったのは雪男だ。
いくら未練があるとはいっても、現在受験や昇級試験に追われる教室に幽霊を入り込ませるなど、
教員としてどうだろう。雪男の眉間にどんどん皺が寄っているのを見て、幽霊は文句を言った。
「なんだよ、人にやりたいこと聞いておいて。無理ならポイか。せつねぇな」
「よく言うね、本当ならここで無理矢理祓うことだってできるんだよ?」
雪男は幽霊の言葉に少しカチンときて、冗談めかして手のひらで銃を転がした。
以前なら悪魔を見つけた瞬間に引き金を引いた代物だ。
思えば、こうして会話をするだけ雪男にとっては進歩だろう。
しかし幽霊は、当然ともいう風に口にした。
「お前に俺は撃てねーよ」
当然であるかのように言うので、雪男は拍子抜けしてしまった。
先ほどのように動揺するでもなく、雪男なら絶対にそんなことはしないだろう。という信頼ともいえる眼差しだった。
悪魔からそんな目で見られたのは初めてだ。雪男はどう対応していいのかわからなかった。
「ひとまず、明日塾の皆が来てから相談しよう。僕だけの教室ってわけじゃないからね。それでいい?」
「おう!ありがとな雪男!」
「ちょ・・・呼び捨て?年下なのに」
「俺お前と同じ年だぞ」
「え、嘘だろ!?」
雪男は思わず、幽霊の顔をまじまじと見てしまった。
月明かりに照らされているが、教室の中が暗闇に包まれていたことがよかったのだろう。
輪郭がぼんやりと映し出されて、幽霊の顔がそこにあることを教えてくれる。
どう見ても、年下だろう。結論はやはりそこだった。
「ま、俺悪魔だから成長スピードが人間と違うんだよな」
「それを早く言ってよ」
雪男が思わず幽霊の肩を叩こうとするが、その手はすり抜けてしまう。
その光景を、幽霊は寂しそうな眼差しで見ていた。雪男はその顔を見て、心が乱れた。
そんな顔をしないでくれ。強く思った。でも、相手は悪魔の幽霊だ。
そんな人の心を動かす手段など心得ているのかもしれない。
雪男は幽霊に視線を合わせられないまま、後ろを向いた。
「ひとまず、今日は帰るよ。それまではここにいていいから」
「おう、じゃあお言葉に甘えるぜ」
雪男はそのまま教室を出ていこうとした、明日のことを考えると憂鬱だ。
雪男がこの状況をどう説明するか悩んでいると、背後から声がかかった。
「俺の名前、なんて名前だと思う?」
幽霊は問いかけるようにつぶやいた。悪魔の誘いや甘言に乗ってはならない。
それは祓魔師になった時に教えてもらう最初の言葉。
雪男はこの幽霊のことを全面的に信頼しているわけではない。
害はなさそうだが、見える一面だけ見ていると痛い目に合うものだ。
「さぁ、思い当たらないな」
雪男はそのまま答えた。この幽霊に会ったことは一度もない。