青祓のネタ庫
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【CLOVER】
目の前にいるこどもは言った。悪魔がいるんです。怖い悪魔が。どうすればいいですか。
俺は、こどもに向けていった。
「大丈夫、なにも怖がることはない。君の家族がきっと君を守ってくれるよ。
そうだ、それでも不安だっていうのなら、なにかお守りをあげようか」
俺が、懐を漁っていると、こどもは言った。
よつばのクローバー、ありますか。
こどもは四つ葉のクローバーが魔除けのお守りになるとは知らないはずだ。
きっとこどもが目にしやすい、比較的ポピュラーな幸運の花が思い浮かんだのだろう。
「それならちょうどいい。ここに四つ葉のクローバーのお守りがあるんだ。
このクローバーがきっと君を守ってくれる。
何か起きたら、また来るといい。そのときは俺たち祓魔師がなんとかしてやる」
こどもは、四つ葉のクローバーのお守りをぎゅっと握りしめた。そして、恐々とした顔でつぶやいた。
また、ここに来ていいですか。
「おう!いいぞ。待ってるからな!」
頭をがしがしと撫でてやった。
俺たち祓魔師は、悪魔払いから、闇に怯えるこどもの世話まで。
分け隔てなく救いの手を差し伸べる。そんな職業だ。
俺は、そんな職業について早ウン十年。
今では、聖騎士なんていう役職についている。
***
「うわ、つめた!」
雪男は頭に突然降り懸かってきた水に顔をしかめた。
頭上を見上げれば、そこには瓶詰めで置いておいた聖水が。
床に座ったまま荷造りの作業をしていたので、倒れたことに気がつかなかったのか。
雪男は濡れた髪をかき分けて顔にかかっていた液体を拭った。
冷たい液体をかぶったせいだろうか、妙に頭がすっきりしている感覚がある。
眼鏡にかかっていた水滴を拭って、かけ直す。聖水は、蓋をしていたにも関わらず全部こぼれてしまったようだ。
「あーあ、これ高濃度の聖水だから貴重だったのになぁ」
もったいないことをしてしまった。と肩を落とす。
二年前に祓魔師の試験に合格してから、こういった祓魔道具は経費で落とせるようになった。
しかし、だからといってあまり高価なものを大量に買えるわけでもない。
位としては中一級になったが、一個人、経費で買える金額にもちゃんと上限があるのだ。
聖水は、また祓魔屋で購入するしかないなぁと考えた。確か、まだ経費には若干の残りがあったはず。
それを考えて、雪男は聖水をこぼしたことにまたちょっと落ち込んだ。
覆水、盆に返らず。とはこのことだろうか。
とりあえず、荷造りしていた箱にガムテープを貼って蓋をした。
立ち上がって周囲を見回せば、部屋の中が妙にがらんとしていることに気づく。
「あとちょっとで、この部屋ともお別れなんだなぁ」
雪男は感慨深げにつぶやいた。
ここは、雪男が生まれてから今までを過ごした思い出深い修道院の一室だ。
家族と、修道院の修道士達に囲まれて過ごした、雪男の家だ。
春からは正十字学園の寮に住むことが決まっている。
そこでは、高校生をしながら祓魔師として過ごす二重生活が待っている。
自分で選んだ道だが、高校は成績優秀者が集められた特進科に通うことになる。
大変そうだなぁと雪男はため息をついた。まぁ、別段深刻には考えていないのだが。
雪男はぞうきんを取って、机の上のこぼれた聖水をふき取った。
小瓶はまた別の機会にでも使えるだろうからとっておこう。
雪男は荷造りと、掃除の終わった部屋を後にした。
リビングの方に向かうと、丁度仕事を終えた神父と出くわした。
「おう、雪男荷造り終わったのか?」
「うん、あとは送ってもらうだけで大丈夫だよ。神父さんは仕事終わったの?」
「ああ、仕事とはいっても、悪魔が見えるって怯える女の子の相談役さ。
勘が鋭い子みたいで、実際には見えていないようだったがな。
あの子には頼れる両親もいるようだったし、お守りだけ渡しておいた」
「そっか、魔障にかかってないのなら大丈夫そうだね」
「また悩み事があったら聞いてやれば楽になるだろう」
神父こと藤本獅朗は表ではただの修道院の神父だが、裏では祓魔師の最上級の資格を持つ聖騎士だ。
そんな藤本の携帯が着信を告げる音を奏でた。
「もしもし」
あ、仕事モードだ。と雪男は思った。きっと祓魔師関係の仕事の方だろう。
この顔をしている時の神父は、堅い表情をしている。
それがわかったから、雪男は何も言わずにただ神父の表情を眺めた。
普段の父親らしい神父もいいが、この真剣な表情が、結構好きだった。
数回相手とやりとりをして、藤本は携帯を切った。
「これから仕事?」
「どうも支部の方でA濃度の貯水層がやられたらしい。あれも貴重だからな。俺が出て見ることになった」
「聖騎士様も大変だね」
「ちょっと様子を見てくる。後のことは頼んだぞ」
藤本は、足早に玄関に向かっていった。祓魔師の仕事は、年中無休といっていい。
でも、今回はあまり時間をとられそうもないな、と雪男は思った。
A濃度の聖水は、位の高い聖職者の洗礼で作ることができる。
藤本は、祓魔師としては最高位の聖騎士だ。
濃度の高い聖水は、ちょっとのコールタールが混ざり込んだだけでも反応を示してしまう。
保存する時には気を使うデリケートな代物だ。だからこそ、高位の聖職者が定期的に管理をする必要があった。
今回、たまたま上位の祓魔師が出払っていたので、神父にお鉢が回ってきたということだろう。
きっと貯水層の聖水に洗礼をするだけだから、すぐに終わりそうだ。
雪男は残りの片づけをするために、リビングに置いてあったゴミ袋を手に取った。
いらないものは、朝のうちに纏めてゴミに出しておいた。残りは、着れなくなった服とかかな、と思っていると。
ミサを終えた修道士達がリビングに集まってきた。
「雪男。片づけ済んだのか?」
「だいたいね。あとはゴミ出しくらいかな」
「あんなにちっちゃかった雪男がもう高校生とはなぁ」
「雪男がいなくなっちまうと。ここも、寂しくなるなぁ」
「藤本神父なんか、泣いちゃうんじゃないか?」
修道士達は口々に寂しいなとつぶやく。雪男はそれに苦笑した。
自分がいなくなっても、まだ双子の兄が残っている。
まだ面倒事は山のように残っているだろうに。
でも、かまわれて悪い気はしなかった。
「僕は寮に入ってしまうからここから出るけど、まだ手の掛かる兄さんが残っているし、寂しくはないと思うよ。
そういえば、兄さんの姿を見かけないけど、どこかに出てるのかな」
雪男は窓の外を見た。ゴミ収集車はまだ来ていない。
早く片づけた方がいいかなぁ。と思っていると、修道士達が怪訝な顔をしていった。
「なにを言ってるんだ?雪男」
「え?いや、ゴミ早く片づけたほうがいいかなぁって・・・」
「違う違う。お前に兄ちゃんなんていないだろ?なに言ってるんだ?」
雪男の手が止まった。
冗談にしてはタチが悪い。しかし、見上げた修道院の仲間の顔は、それが「当たり前」という表情だ。
何を言っているんだろう。雪男は狐につままれたような気分になった。
「まだ四月一日には早いでしょう。冗談はやめてよ」
「いや、お前春休みボケでも起きたのか?」
「違う!僕の双子の兄さん。奥村燐のことだよ!忘れたの!?一体どうしちゃったのさ!!」
「だ、だったら。お前の部屋見て見ろよ。お前、ずっと一人部屋じゃんか」
言われて、そんなはずないと叫んで、急いで部屋に戻った。
扉を開けて、確認する。二段ベッドがひとつと、机が二つ。
あとは、雪男が片づけてしまったので、何もない。
二段ベッドも確認したが、そこから兄の布団はなくなっていた。
机の引き出しにもなにも入っていない。
二つの物が揃えられてはいるが、確かにこれは二人部屋とは言い難い。
まるで、ここには最初から誰もいなかったかのような。
がらんとした空間だ。
そんなの嘘だ。兄さんがいなくなるわけない。
雪男は、荷造りを終えた段ボール箱をひっくり返す。
「そんなわけない・・・そんなわけ」
中学校のアルバムを開けた。
兄がいるなら、同じ中学に通っているはず。
名簿の一覧をみたが、そこに名前はない。小学校の時はどうだろう。
探したが、どの段ボール箱に入っているのかがわからない。
写真は、アルバムは。
雪男は、燐の思い出を探した。
段ボール箱を探して、兄が使っていたノートや教科書がないかも見た。何もない。
どうして。
どうして。
混乱する。
兄はいないというみんなの言葉が信じられない。
雪男の記憶では、兄が笑っている表情がすぐに浮かんでくるのに。
ふいに思い出した記憶の中の兄は、幼い姿のままだった。
雪男は、手に握っていたゴミ袋のくしゃっとした感触で我に返った。
「ゴミ・・・まさか・・・」
雪男は青い顔をして、修道院の玄関を飛び出した。
それを見ていた修道士達は、なおも怪訝な顔で全力で走る雪男を見送った。
「どうしちまったんだ?雪男」
「さぁ」
修道士達は雪男が何をしたいのか、さっぱりわからなかった。
(中略)
***
転校生を紹介する。と教師が教卓の上から言った。
周囲の生徒が少しだけざわつく。誰だろう。女の子かな。
クラスメイトは、地区が変わらないせいで小学校からのスライドとしかいえない面子しかいない。
中学でも、子猫丸や、志摩とも相変わらず同じクラスになった。
勝呂は、転校生とは珍しいな、と素直に思う。
京都は、どちらかといえば閉鎖的な都市だ。歴史がある分、隣人とのつながりが深い。
こども同士の繋がりが家同士の繋がりの延長であることが多い。
勝呂、志摩、子猫丸の三人も例に漏れずそのパターンだ。
小学校からの同期は似たり寄ったりだろう。ここは、そういう土地柄だ。
だからこそ、勝呂の周囲では「祟り寺の子」という不名誉な呼び方がまだ根強く残っている。
そういうクラスの中に、転校生。勝呂は純粋にその転校生に興味が沸いた。
「外から来た人間」というのに憧れていたというのも理由のひとつかもしれない。
「坊、坊、女の子やったらどうしよ。俺恋に落ちてまうわ」
「志摩さん、昨日は三組の吉永さんと恋に落ちたんじゃなかったんですか」
「今日初めての恋かもしれん」
「毎日恋に落ちとるんか。忙しないやっちゃな」
相変わらず色ボケしている幼なじみは放っておいて、視線を前に向ける。
ドアは、少しだけ間をおいて開かれる。
黒の学ランが隙間から見えた。それだけで「男かいなー」と志摩がつまらなさそうに言う。
少年は普通の足取りで教卓の上に立った。クラスのざわつきが止んだ。
赤い布で包まれた竹刀袋だろうか。それを肩から下げている姿は一風変わっていた。
剣道部にでも入るのだろうか。
それよりも一同が驚いたのは、少年の目が青かったことだ。
よく見れば、中心の瞳孔だけ鮮やかな赤色をしている。ハーフ?という声がどこかから聞こえた。
ハーフにせよクォーターにせよ、偉く目立つ風貌の奴だ。
少年は、黒板に名前を書いた。
クラスのざわつきなど、対して気にしていないような様子だった。先生は自己紹介を、と少年に促した。
「奥村燐、東京からきました。よろしく」
あー、東京モンか。と何故か納得したような声が挙がる。
興味を持つ声から、すかしやがってという声まで、クラスの反応は様々だ。
勝呂は、東京からはるばるなんで京都まで?という疑問が浮かぶ。
まぁなんにしても、関わることはないだろうと思っていた。
勝呂は奥村燐に関して、初対面で気に入らない点が一つあった。
別にそれは目が青いとか竹刀袋が目立っているとかいう些細なことではない。
目が、気に入らなかった。
他者を入り込ませないような、
奥村燐の瞳の奥に一瞬だけ感じた、薄暗い影。
理由はわからないが、それが気に入らなかった。
「男の子なのは残念やけど、美人は美人なんかな」
「志摩さん・・・節操って言葉知ってます?」
志摩が言った非常に残念な言葉に、呆れてものが言えなかった。
それが、奥村燐との最初の出会いだった。
後日、噂で聞いた話。
転校生は、さっそくだがその目立つ風貌と生意気な態度で上級生から呼び出されたらしい。
しかも、上級生全員をその場で伸して、病院送りにするという荒事付きだ。
奥村燐は、謎の転校生の他に不良だ悪魔とだいう噂が立つまで、時間はかからなかった。
東京から転校してきたのは、その素行に問題があったのではないか。
噂は独りでに歩き出し、最初は物珍しさから話しかけていたクラスメイトも
徐々に奥村燐のことを遠巻きにみるようになった。
風貌は不良だが、中身は優等生の勝呂はその噂を聞いて、やはりいけ好かない奴だという印象を強める。
なにより、授業中寝るわ、サボるはを繰り返す奥村燐を真面目な勝呂は許せなかった。
奥村燐に対する勝呂の第一印象は、そんな具合に「最悪」からスタートしたのだった。
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「若君、ここはお逃げください!早く!」
部下に背中を押されて、燐は前に踏み出した。背後からは怒号と銃声が鳴り響いている。
路地裏に残った部下の安否が気になる。部下達は悪魔だから簡単にはやられたりはしないだろう。
でも、ここは物質界。祓魔師に祓われれば消滅してしまう。自分の世話をずっとしてくれた。
ずっとそばにいてくれた者たち。それを置いて逃げろと、部下は叫ぶ。
「我らのことは構いません。若君さえ無事ならばそれでいいのです」
彼らは口々にそう呟いた。そう、自分の気持ちなど考えてはくれない。自分が無事に生きて逃げること。
それだけを考えて、死地に向かっているのだ。
自分の無力さを噛み締めながらも、走るしかない。逃げるしかない。
今ここで捕まるわけにはいかない。
捕まれば殺される。そうなれば、部下たちの犠牲は何のためにあったのだ。
路地の先を走る。背後で部下が笑ったような気がした。そうです。それでいいのです。
剣の稽古や炎の扱いがうまくできた時に褒めてくれた言葉。
それを振り切って駆けた。物質界に来るのは初めてではないが、こんな目に合ったのは初めてだ。
ずっと虚無界で過ごしてきた身にとって、物質界は憧れの土地でもあった。
生まれはこちらだと聞いているので、やはり惹かれるものがあるのだろう。
自分一人で行かせるわけには。と部下が着いてくるのが恒例だった。
それでも、これまでは無事に過ごして来たのだ。どこから情報が漏れたのだろう。
祓魔師は、自分たちがいることを最初から知っていたかのように待ち伏せをしていた。
一人、また一人と部下が残って戦ってくれている。
自分一人を逃がすために。だから殺されるわけにはいかない。
なんとしても、生き伸びなければ。
路地の先には、開けた場所があった。ビルとビルの隙間にあるぽつんとした四角形の場所。
土地を整備し、建物を計画的に建てたとしても、どうしてもデッドスペースと呼ばれる場所ができてしまう。
ここはそういう場所だろう。
地面はコンクリートで固められており、上を見上げれば空が四角い。
所々コンクリートを突き破って生えている雑草だけが、ここにいる生き物と言えるものだ。
ここなら、誰にも迷惑はかけないはず。先程の襲撃の際に負傷した腕を伸ばした。
普通の傷ならばすぐに塞がるが、この傷口はまだ完全に塞がっていない。
きっと聖水か何かで清められたもので攻撃されたのだ。
まったく、祓魔師とは嫌な戦い方をしてくる奴らだ。
腕に少し力を入れると、案の定血が流れてきた。
それを地面に垂らす。ぽたりぽたりと落ちていく自分の血液。
それで小さな円を描く。あとは、いつもの通り召喚の呪文を唱えればいい。
向こうとこちらが繋がる虚無界の門があれば。
呪文を唱えようとしたところで、殺気を感じた。
銃弾が飛んでくる、それを間一髪で避けて地面に転がった。
危なかった。足元を狙うそれ。確実に動きを封じるための手段だ。銃弾が飛んできた方向を睨み付ける。
路地の先から、こつん、こつん。と不気味な足音が響いていた。現れたのは、男だった。
恐らく二十代だろう。黒い祓魔師のコートと、眼鏡。顔にある黒子が特徴的だった。
武器は拳銃。先程の攻撃はこいつか。
二丁拳銃を持つのは珍しい。両利き。やっかいな相手だ。
男は自分に銃口を向けながら、言葉を投げた。
「・・・悪趣味な姿だな」
自分の格好の何が気に入らないのだろうか。
物質界では人間に化けるために人間と同じ格好をしている。
ズボンに、紺色のパーカー。それとスニーカーだ。
尖っている耳と八重歯を隠せば悪魔とわかる者はいないだろう。
尻尾は部下から隠すようにきつく言われているので、出すような真似もしていない。
男の言葉を疑問に思いながらも、時間を稼ぐために会話に乗った。
「普通の格好だと思うけど?」
「僕にとっては最高に不快だってだけだ」
言ってすぐに銃弾が飛んできた。こいつ容赦ないな。
部下たちの安否が気になった。無事に合流すると皆約束してくれた。
皆は若君がそうおっしゃるのなら仕方ないですね。と笑ってくれた。だから、きっとここにも来るはずだ。
そして無事にあちらへ帰るのだ。そのためならなんだってしてやる。
「増援でも期待しているのか?生憎だが、あの悪魔達は・・・」
「あいつらがお前ら祓魔師なんかにやられてたまるか!!」
男はため息をついて、銃弾を足に打ちこんできた。
痛い。かなり痛い。きっと聖銀弾だ。足の肉が焼けるように痛む。その場に倒れ込んで足を押さえた。
ちくしょう、超いてぇ。男はその傷口をあろうことか足で踏みつけてきやがった。
最悪だった。口から声が漏れる。
「無様だね」
銃口が額に向けられる。ここで死ぬのか。くそ、それならせめてあいつらを。
部下だけでも逃げさせればよかった。胸に宿る後悔。トリガーにかけられる指。
目をつむった。悔しかった。撃たれて、死ぬ。
でも、それは現実の物とはならなかった。
「若君!!!」
四角い空から、悪魔が降ってきた。それはいつも自分の傍にいてくれた悪魔だった。
自分と男の間に割って入り、男はその場から退いた。
自分を守るように立ちふさがる悪魔の名を呼んだ。
「アスタロト・・・!」
「申し訳ありません、私がいながらこのような事に」
アスタロトは燐の打ち抜かれた足を見て、自分の無力さを嘆いた。
アスタロトは上級悪魔だ。物質界に残るには人に宿るしかない。
その人に憑りついている場合、使える力は半分以下になってしまう。出せぬ力がもどかしいのだろう。
きっと燐の為にと残った悪魔たちもそう感じていたに違いない。
燐は虚無界にいながらにして、肉体を持つ唯一の悪魔だ。
他の悪魔にはない力を物質界で発揮することができる。
「アスタロト、やっぱり俺がやらないと」
「なりません。それを阻止するために私がいるのです」
アスタロトは傷ついた身体で魍魎を呼び寄せた。それを男に向かって大量に向かわせる。
黒い奔流は、男の視界を遮って足止めくらいはさせるだろう。アスタロトは叫んだ。
「若君!お逃げください!貴方御一人ならあちらに帰れるはず!」
「いやだ!皆は、お前らはどうするんだよ!」
「我らは貴方の盾であり、矛です!役に立たぬ武器は捨てよと申し上げたはずです!」
切り捨てて切り捨てて、自分に生き延びろと叫ぶ悪魔の声。
残酷な言葉だ。でも、それは悪魔達の偽らざる本心だった。
「うるさいな」
邪魔だと言わんばかりに魍魎が祓われた。致死節を使われたか。男が構えた銃口の先から。
銃弾が雨のように二人に向かってくる。アスタロトはその銃弾の前に立ちふさがった。
倒れないように足を踏ん張って。盾になっている。男はアスタロトの息の根を止めようとしている。
目の前で撃たれている、自分を慕う悪魔の姿。
本来の姿でなら、祓魔師に負けるはずなんてないのに。
ここが物質界だから、悪魔は力を使うことができない。
俺が物質界に行きたいなんてことを言わなければこんなことには。
覚悟を決めた。抑えていた力を解放する。身体の隅々に行き渡る青い光。
男がアスタロトに止めを刺そうとしている。光が解き放たれた。
「やめろ――――ッ!!」
アスタロトを守るように発せられた青い炎は銃弾を焼き尽くしていく。
祓魔師の男は目を見張っていた。当然だ。
青い炎は魔神しか持たないと言われていた力だ。
それを持つ悪魔がいるということは、祓魔師にとっては脅威だろう。青い炎によって、アスタロトは焼かれた。
アスタロトは最後まで若君、お止め下さい。と叫んでいた。青い炎は何も滅するだけではない。
悪魔を虚無界へと帰還させる送り火ともなるのだ。
もっとも、肉体がない悪魔だからこそできる技であり、肉体を持つ自身には使えない。
残った部下たちの気配を探って、同様に送り出した。
これで、残ったのは自分だけ。
目の前にいる祓魔師の男は震えた手で銃口を下した。
びびったのか、ざまあみろ。笑ったけれど、言葉にはならなかった。
込み上げてくる嘔吐感、感覚のまま吐き出した。咳が止まらない。口の中に広がる血の味。吐血だ。
まったく、青い炎はやっかいた。使えば自分の体を焼いていく。
自分の力のはずなのに、いつからこんなにも使いにくいものになってしまったのか。
地面に血を吐いて倒れ込んだ。
部下は自分さえ生きていればと言っていたが、やっぱり自分にはそんな生き方向いていない。
誰かを犠牲に生き残るなんて後味が悪すぎる。
自分は祓魔師の男に殺されるだろう。
かつて起こった青い夜のせいで悪魔や魔神を憎む者は五万といる。
ここで殺されるなら、それはきっと自分の運命だ。
雨のような弾丸に貫かれて死ぬ。そう覚悟を決めていたのに。
一向にその気配はなかった。倒れたまま視線を上げると、祓魔師の男がじっとこちらを見ていた。
なんだよ、このまま失血死するの見てるってか。
「趣味悪ぃ、奴・・・」
そのまま意識は闇に堕ちた。
死ぬ最後の光景が暗闇っていうのは、寂しいものだ。
ここから先は、自分が知らない間のこと。
祓魔師の男は傍に座り込むと、息を飲んで頬に触れた。
「兄さん、なの?」
男がつぶやいた言葉を、知ることはなかった。
***
最初に覚えているのは痛みだった。
体を動かそうにも腕を上げることもできず、瞼も開いているのか閉じているのかもわからなかった。
ただ薄ぼんやりとした視界に広がっていたのは、紫色の空と暗闇。そして、青く光る炎の色。
誰かが話しかけている。その方向に向かって視線を合わせた。悪魔がいた。
自分に話しかけているようだ。それも必死に。生きておられますか。心配そうな声だ。
それに答えように声を出そうとしたが、声はでない。のどを潰されているのだろう。
それでも身じろぎしたことで、相手に意図は伝わったようだ。生きておられる。
その呼びかけに合わせて、同時に聞こえてきたのは歓喜の声。
「次代様がお生まれになったぞ!」
悪魔が呼んでいる。俺を呼んでいる。魔神様が倒された。
打ち勝たれたのは若君だ。若君。おめでとうございます。
次代の王の誕生です。おめでとう、なんのことを言っているのだろう。
わからない。なにもわからなかった。なぜ自分がここにいるのかも。この全身の痛みもなにもかも。
悪魔の中から、誰かがこちらに近づいてきた。
それは人型をしていたが、悪魔だろう。頭に角があったし、何より全身に魍魎を宿していたから。
その悪魔はそっと手を差し伸べた。
「若君、参りましょう。我らの主よ」
悪魔の両腕に抱かれた体は血塗れで、まるで生まれたばかりの赤子のようにも思えた。
目を覚ますと、目の前には真っ白な壁があった。それだけでここは虚無界ではないことがよくわかる。
寝起きであまり動かない頭を働かせたが、思考がうまくまとまらなかった。なぜあんな夢を見たのだろう。
自分はずっと虚無界にいたはずなのに、そのことに違和感を覚えるような夢だった。
深呼吸をして、心を落ち着ける。ここは物質界だ。虚無界とは違う。ここは悪魔の世界ではなく人間が支配する世界。
いわば敵地のど真ん中なのだ。
それでも不思議と呼吸をすればわかる。ここの、物質界の空気は自分にとてもよく馴染んでいることが。
「起きたの?」
唐突に話しかけられて、驚く。ぼんやりと考え事をしていたから、目の前に人がいることに気がつかなかった。
顔を上げれば、そこには祓魔師の男がいた。
眼鏡をかけており、頬に黒子があるのが特徴的だった。この男のせいで。
そんな感情が浮かぶが、敵地で暴れても損するのはこちらだろう。極めて冷静に相手を睨み返した。
男は視線を合わせながら、言葉を告げる。
「僕の名前は、奥村雪男だ」
まさか悪魔相手に名乗る奴がいるとは思ってもみなかった。おくむらゆきお。それがこいつの名前なのか。
人間の名前についてはその程度の意識しかなかった。男は続けて質問をぶつけてきた。
「名前はないのかい」
祓魔師の男、こと奥村雪男は魔神の落胤である少年にそう問いかけた。
悪魔にとって名前は身を縛る言霊になりかねない。だから隠している者が多い。
もっとも、真名を知られたとしても上級悪魔を従えることができる祓魔師は少ないが。
「あったとしても、お前なんかに教えるもんか」
部下である悪魔や、アスタロトをひどい目に合わせた敵に送る名などない。
そうつっぱねると雪男はひどく悲しそうな顔をした。
最近疲労困憊であまり顔を出せず申し訳ない・・・orz
無事に届きますように!新刊出ます~。
雪燐・燐受け小説本 A5 52ページ 二段組み スペースは西1ホール I33a です。
あらすじ
魔神を倒した後、燐は騎士團によって処刑されてしまう。
騎士團への反逆を疑われた雪男は台湾支部へと異動させられるが、
処刑を行ったアーサーへの殺意が止まることはなかった。
劇場版ネタバレ有りなので、観ていない方はご注意を。リュウさんとアーサーさんが登場します。
当日はよろしくお願い致します・・・!!東京は実質初なのでドキドキです。
間に合ったので、ライトニングさんの使い魔になる燐のコピ本も作ってみました~。
如何にして彼を殺すか サンプル
通販はとらさんにお願いしております。
虎の穴「如何にして彼を殺すか」通販ページ
追記です。ご質問ありがとうございます!
伽藍DOLL、メモリアルダイバーの手持ちは春コミに持ち込みますが、
メモリアルダイバーは残部が残り数冊となっております。
当日は新刊を含めたこの3点が並ぶと思われますのでよろしくお願い致します。
最初の30分くらいはお買いもので留守の予定ですが、ちゃんと戻って参ります~。
サト様
コメントありがとうございます。了解致しました。
14時過ぎ等、午後のあまり遅い時間ですと撤収してしまう可能性がございますのでご注意ください~。
万が一の場合は、またご連絡頂けると幸いです。
*WEB用に改行しておりますが、実際は詰めております。
飲食店の扉を出てから、中にいる店主に声をかけた。
「ごちそうさまでした、また来ます」
「おう、またいつでも来いよ!」
そう言って、扉を閉める。ここの店はいつもおいしいご飯を作ってくれる。
表向きは居酒屋、という形を取っているが、
その実好まれているのはメニューに組み込まれている家庭料理だった。
高級料理店にはない温かい味は、疲れた生活を送るサラリーマンの癒しだ。今日も美味しかった。
時間を確認すれば、夜の九時だった。
社会人にとっては、まだまだ早い時間帯だ。
しかし、今の町は普段とは違ってしんと静まり返っている。
最近ニュースを騒がせている物騒な事件が多いからか外食する者も少ないようだ。
寂しくなった町を見て、早く事件が解決すればいいなと思う。
さて、後は帰って風呂に入って寝るだけだ。
ご飯の支度をしなくていいのは楽だ。働いているとどうしても自分で料理をするのは難しくなってしまう。
かといって外食が続けば金銭的な問題も出てくる。
今行った居酒屋は、値段も手頃でサラリーマンの間で噂になる密かな人気店だった。
値段よし、味よし、あとは席取りにさえ手こずらなければ通いつめたい所である。
残業時間にもよるが、お腹が空いているのに店に入れない時ほど悔しい時はない。
店主も初老、とまではいかないが五十代後半の気のいい親父だ。
相談ごとを若いねぇと豪快に笑ってくれるところが気に入っている。
夜道を上機嫌で歩いていると、一人の男とすれ違った。
男は全身真っ黒な服で包まれており、一般人とはまるで雰囲気が違う。
その様子に、ぴんとくるものがあった。
あ、この人祓魔師じゃないかな。
正十字学園町には、祓魔師が多く住んでいる。
この男もきっとそうだろう。祓魔師の任務は過酷だと聞いている。
自分と同じく疲れているのだろうな。
まぁ普通のサラリーマンと命がけで戦う職場の人間を同列に考えてはいけないのだろうけれど。
男の顔が、街頭に照らされた。
「あれ・・・?奥村、くん?」
思わず声が出た。男が振り返った。視線が合う。慌てて取り繕った。
「人違いでした?あの、すみません!」
「いえ、貴方は・・・」
男の声を聞いて、間違いないと確信した。
学生時代にはお世話になった。懐かしい出会いに、笑いながら声をかけた。
「覚えていらっしゃらないかもしれないですけど、お兄さんにお世話になった醐醍院っていいます!
弟の奥村雪男・・・君ですよね?」
醐醍院は脳裏に浮かんだ懐かしい級友に思いを馳せた。
悪魔が見えると怯えていた自分に、悪魔が見えなくなる目薬をくれた優しい友達。
高校を卒業してからはめっきり会わなくなってしまった。
彼は祓魔師を目指していたので、高校卒業と同時に就職してしまったらしい。
大学に進学した醐醍院とは接点が薄く、それっきりになってしまった。
彼は今どうしているのだろう。醐醍院の友人や同僚でも奥村燐と接点がある者はいなかった。
もちろん、弟である雪男も同様に。
「懐かしいな、奥村君は元気ですか?」
あれ以来悪魔が見えることはなくなった。
燐のおかげだ。彼は自分が悪魔であることを隠さなかったので、最初は怯えて失礼なことをしてしまった。
でもとてもいい子なのだと気づけば、自然と友達になりたいと思った。
彼は第一印象で結構損をしていると思う。その癖は大人になった今は直っているだろうか。
醐醍院は他愛もない挨拶のつもりで先ほどの言葉を告げた。
タイミングがあえば、また会いたいと思っていたから。
「殺されました」
返ってきた言葉に、醐醍院は耳を疑った。何の話だろう。そう思った。
でも、雪男は醐醍院をひどく冷めた目で見つめていた。動揺する醐醍院に雪男は思い知らせるように言葉を放つ。
「兄は、殺されました。だから僕はこれから兄を殺したやつを同じ目に合わせてやろうと思うんです」
醐醍院が見た雪男の瞳は、青白い街灯のせいか刺さるように冷たい。
まるで、瞳の奥が青い炎で燃えているかのように思えた。
「どういうことですか」
醐醍院が呟いた言葉はそれだけだった。
***
頭は急所の一つだ。直接衝撃が来たせいで満足に動くこともできない。口には血の味が広がる。
「上司に向かって銃を向けるとはいい度胸だ」
雪男はここに来る前にメフィストにも銃を向けたがメフィストは悪魔である。
危機的状況を楽しむ余裕もあり、常識とはずれているところがあるのでお咎めはなかった。
アーサーは違う。彼は騎士團の狗とも呼ばれる存在だ。
騎士團の思想を幼い頃から植え付けられ、純粋培養とまで呼ばれている。
例外は許されない。雪男は揺れる意識の中、つぶやいた。
「兄さんを殺したのか」
それだけは確認したかった。本当にいないの。兄さんはもういないの。
死体を確認できなかった。呼吸が止まっているところを見なかった。
じゃあ、どこかで生きているんじゃないのか。死体がないってなんだよ。
さっきまで生きてたじゃないか。僕とじゃべっていたじゃないか。
これからをどうするかって。聖騎士になる夢がもうすぐ叶うんじゃないかって。
そう思ってたのに。それが奪われたことが信じられない。
アーサーは何の感情も篭もっていない言葉で雪男に告げた。
「そうだ俺が殺した」
この部屋に血の通った人間などいないのではないか。
雪男の心が冷たく冷える。ぐらぐらと燃えるような憎しみが沸き上がってくる。
殺された。たった一人の家族を殺された。兄さんを殺された。
雪男が感じた衝動は人間として至極当たり前の感情だった。
「アーサー=オーギュスト=エンジェル。僕はお前を許さない」
燃えるような瞳でアーサーを見つめても、倒れている雪男には彼を傷つけることもできない。
アーサーは無線で連絡を取ると、すぐに扉が開いて部下が部屋の中に入ってくる。
部下も流石に血塗れの部屋の様子に一瞬入るのを躊躇したようだ。
アーサーに睨まれて正気に戻ったのか、急いで雪男の腕を掴んで拘束し立たせる。
雪男は足がふらついて支えられながら部屋から連れ出された。握りしめた燐の祓魔師のコートは手放さなかった。
あの部屋を連れ出されてから、雪男は祓魔師の詰め所の一室に軟禁されていた。
窓もなく、扉にも格子がはまっている。外には見張りの声が聞こえてくるので、逃げ出すことは不可能だろう。
上司に武器を向けた処置としては温いほうだ。それも、雪男が人間だったからだろう。
この部屋に拘束されてから数時間。雪男は真実を知ることになる。
***
「久しぶりだな。あの祭りの時以来か」
かなり昔に任務でほんのわずかだが会ったことがある。
十一年に一度の祭りの際に街を訪れた祓魔師だ。あの祭りの後兄である燐はどこか様子がおかしかった時があった
。祭りの時に何かあったのか。聞いても教えてくれなかったので、今ではもう知ることもできない。
リュウはあの祭りのテーマになっている玉兎を祓った祓魔師の一族の末裔だ。
大昔から続く一族だからだろうか。雪男は首を傾げた。
「老けませんね貴方」
「そういうお前は相当年を食ったように見えるな」
リュウは雪男が高校生だった時と何ら変わらない容姿をしている。
この人半分くらい悪魔の血入ってるんじゃないだろうか。
そう思えるくらいリュウに変わりはなかった。いや、もしかしたら雪男が変わり過ぎたのかもしれない。
「まぁせっかく来たんだ。こき使ってやろう」
「・・・」
「冗談だ。おおよそのことは聞いている。俺は騎士團に全て従うような腹はない。
好きな時までいて、好きな時に帰れ。台湾支部を預かる身になったのでな。
無理だと感じたら日本にとんぼ帰りさせるくらいの権限はあるぞ」
あのシュラという女から話は聞いている。とリュウは言った。雪男は驚いた。
そういえばシュラとリュウもあの祭りで知り合っていた。
上一級祓魔師同士気が合うこともあったのかもしれない。
リュウはそう言うと、雪男を離れに案内した。他の場所とは違い、緑に囲まれた落ち着いた建物だ。
中をみれば、最低限の生活ができる施設もあった。
雪男は部屋に入ると、辺りを見回した。どうも日本にいる時のような雰囲気を感じる。
そう、まるで燐がいたあの寮の部屋のような。なぜだろう。
「ここはお前の兄がたまに来て使っていた部屋だ」
「兄がここに来ていたんですか!?」
寝耳に水だ。全く知らなかった。そもそもリュウと燐がそんな仲だったなんて、話にも上がったことなかった。
雪男が動揺していると、リュウは更に追い打ちをかけた。
「お前の兄との関係は・・・そうだな。秘密の関係だ」
「なんなんですかそれ!」
雪男が怒るとリュウは冗談だ。と茶化した。いや、どこからどこまでが冗談なんだ。
あんた兄さんの何なんだよ。どきどきばくばく心臓が早鐘を打っている。
兄のまさかの交友関係に度肝を抜かれた。
あけましておめでとうございます!
新刊出ます!不測の事態が起きないことを祈っております!
今回も表紙は塩さんにお願い致しました。いつもありがとうございます。
スペースは 6号館Bゾーン そ18b です。
内容は、
「メモリアル ダイバー」
雪燐・燐受け 68ページ・小説本・A5・二段組
「俺の名前、なんて名前だと思う?」
祓魔塾の教室に、燐と名乗る幽霊が現れる。
燐は幽霊ながら祓魔塾に入塾し、皆と一緒に過ごしたいと願う。
雪男は警戒しながらも、燐のことを周囲と同じく受け入れていく。
しかし、幽霊である燐にはある「秘密」があった。
こんな内容です。
伽藍DOLLも在庫分は持っていく予定です。
通販も再開してますので、ご利用の方はこちらへどうぞ。
虎の穴「伽藍DOLL」通販ページ
それと、劇場版設定のコピ本「リュウと悪魔」を持っていく予定です。
コピ本の内容は、奥村兄弟とリュウさんの任務話。
机に並ぶのはこの三種類かと思いますのでどうぞよろしくお願い致します。
当日は、お買いもので最初の30分程留守にします。
青祓の方がどれだけいらっしゃるだろうか・・・どきどき。
恒例ですが、売り切れるようなものでもないので
気が向いたときにお越し頂ければ幸いです。
以下、サンプルです
サンプルは以下の通り。
サンプル1
サンプル2
よろしくお願い致します。