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CAPCOON7

青祓のネタ庫

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クロとトランクス

毎朝のことだ。
隣の布団で寝る兄の姿を見て雪男はため息をついた。
雪男はすでに祓魔師の制服に着替えており準備は済んでいる。
「まったく…」
雪男はため息をついた。兄は本当に世話が焼ける。
燐はまだ布団に包まっており、尻尾だけが外に出て寝息にあわせて揺れている。
燐は寝起きが悪い。寝ぎたないと言ってもいい。
睡眠時間は個人差があるとはいえ雪男が4時間なのに対し、燐が倍以上の11時間というのも不思議だ。
同じ双子なのになあ、と雪男は自分の兄をしみじみと眺めた。起きる気配はない。仕方ない。
同じく側に立って燐を眺めていたクロをそっと持ち上げ、団子になっている燐の腹の上辺りにそっと置いた。
「クロ」
雪男の声に従い、ぼふんと部屋に煙りが起こる。腹に乗ったクロがベットからはみ出すほどに巨大化した。
「ぐえっ」
兄の潰れた声が聞こえた。
クロは身を縮めてベットを壊さないよう気を使っているようだが、
ベットの両足はすでにギシギシ悲鳴を上げている。
ベットが壊れるのが先か、兄が出るのが先か…
思っていると、布団団子から中身がでてきた。

無理によじって出たせいか、ズボンがずり下がってトランクス姿だ。
うわーと雪男は若干引いた声を上げる。
「…兄さん、ズボン布団に忘れてるよ…」
「てめぇがやったんだろ!」

トランクス姿で凄まれても迫力はなかった。

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